日焼け止めだけは怠るなという話

肌の老化を最も進めてしまう行為、それは不摂生な生活肌のお手入れをしないこと
ではなくて日焼けをしてしまうことだと近年の研究で明らかになってきています。

オーストラリアのトラック運転手が28年間左側の窓から日光を浴び続けた結果、左顔面だけがシワだらけになってしまったというのは有名な話でしょう。

そこで、今回は科学的に正しい日焼け止めの選び方とその塗り方について解説していきます。

目次

日焼け止めの選び方

日焼け止めの選び方についてです。
当然ですが、薬局に売っている商品を適当に選んでいるようでは質の高いスキンケアをすることはできません。

結論から

紫外線防止効果を表すSPF50or100

肌の弾力性を失わせるUVAの防止効果を表すPA+4

のものを選ぶのがよいでしょう。

2018年にニューヨーク大学で行われた研究では、男女199人の顔の左右にそれぞれSPF50/100を別々に塗り、左右で日焼けにどのくらいの差が出るのかを調べました。

その結果

  • 左右で差がなかったのが
    39.7%
  • SPF50を塗った方がより日焼けをしたのが
    55.3%
  • SPF100を塗った方がより日焼けをしたのが
    5%

というわけで、約4割はSPFが50でも100でも差が出なかったのですが確実に日焼けを抑えたいという方はSPF100の商品を使用するのが望ましいでしょう。

ただし、SPF100の商品は日本ではほとんど流通していないので唯一買える商品は以下で紹介しています。

当たり前ですが、SPF15やSPF30など、50未満の商品は残念ながら日焼けの防止という観点からは論外です。

日焼け止めの正しい塗り方

ここからは日焼け止めの塗り方。

ポイントは塗る量です。

2013年のコペンハーゲン大学の研究では、全世界のほとんどの人が推奨される日焼け止めの量の約1/3しか使用していないことが明らかになっておりまして。

目安としては顔全体に塗る際に500円玉より一回り大きいくらい。

また、塗るタイミングもとても大切です。
世界保健機関(WHO)によれば

  • 日光に当たる20分前に塗る
  • 2時間ごとに再び塗る

とのこと。
ぜっっっっっっったいに焼きたくないという方は、外出する20分前に塗り、日焼け止めをそのままカバンにしまってしまうのがよいでしょう。

時々、日焼け止めは体のホルモンバランスを崩すという発信をされている方を見かけますが、それが話題になったのが、ラットを対象に行われた研究なので、人間に適用すると、毎日日焼け止めを塗ったとしてもホルモンバランスを崩すのに最低277年はかかることが明らかになっています。
ですので、そのような情報に騙されずたっっっぷりの日焼け止めを塗るのがよいでしょう。

日焼け止めを使うならこれ

私が実際使っているもの

肌を綺麗に見せてくれるもの

SPF100のもの

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