私たちが避けては通ることができない「老化」
特に顔の老化は目立つため、誰もが予防したいと考えていることでしょう。
顔の老化は主にたるみによるもので、これを防ぐには「トランペット筋」が重要だよーという研究があったので、今回はこちらをご紹介しようかと。
たるみの原因とトランペット筋の関係
まず、顔のたるみがなぜ起こるのかを整理しておきましょう。
たるみの主な原因は、顔の筋肉の衰えと皮膚の弾力性の低下です。
年齢とともに、顔の表情筋、特に口輪筋(こうりんきん)や頬筋(きょうきん)が弱くなると、皮膚を支えきれなくなり、結果としてたるみが生じます。
ここで注目すべきなのが「トランペット筋」と呼ばれる口輪筋です。この筋肉は、口の周りを取り囲むように存在し、口をすぼめたり、笑顔を作ったりする際に活躍します。この口輪筋が衰えると、ほうれい線が深くなったり、口角が下がったりと、いわゆる「老け顔」の印象を強めてしまうんです。
トランペット筋の重要性
トランペット筋が強化されていると、顔全体が引き締まり、たるみが予防されます。研究によると、口輪筋のトレーニングを行うことで、顔のたるみが改善されることが示されています。定期的な顔の筋肉トレーニングが、皮膚の弾力性を向上させ、全体的な顔の輪郭を改善する効果があるということですね。
また、顔の表情筋トレーニングを6週間行った被験者が、ほうれい線の深さや頬のたるみが大幅に改善されたという結果が報告されています。このように、トランペット筋を含む顔の筋肉をしっかりと鍛えると、たるみの改善につながることが近年の研究で明らかになっています。
トランペット筋を鍛えるためのトレーニング
さて、具体的にどのようにトランペット筋を鍛えれば良いのでしょうか。
ここでは、研究でも紹介されている、簡単なトレーニング方法をいくつかご紹介します。
1. リップロールエクササイズ
これは、唇を軽く閉じた状態で息を吹き込むことで、唇を振動させるというもの。
毎日数分間、リップロールを行うことでトランペット筋が引き締まり、顔のたるみを予防できます。
2. 舌出しトレーニング
舌をできるだけ遠くに出し、そのまま5秒間キープするというもの。
この運動は、口周りの筋肉だけでなく、首の筋肉にも効果的なため、フェイスラインのたるみを引き締めるのにも有効です。
これらのトレーニングを続けることで、顔のたるみが徐々に改善され、引き締まった顔立ちを取り戻すことが期待できます。実際、研究では、トランペット筋を中心とした顔の筋肉トレーニングを8週間続けた結果、被験者の顔のたるみが改善されたことが確認されています。特に、中年層の女性において、顔の輪郭がシャープになり、若々しい印象を取り戻す効果があったのだそう。
日常生活でできるケア
トランペット筋のトレーニングに加えて、日常生活の中でできるケアも取り入れることで、さらに効果を高めることができます。
1. 保湿を徹底する
やはり一番は保湿ですね。
乾燥は、皮膚の弾力性を奪い、たるみを進行させる大きな要因です。毎日のスキンケアでしっかりと保湿を行い、肌に潤いを与えることで、たるみの予防につながります。
また、保湿剤の種類がたくさんありすぎて何を選べば良いかわからないという方へ、おすすめは「アトパーム」の保湿クリームです。詳しくは保湿クリームの結論をご覧になってください。
2. 正しい姿勢を保つ
スマートフォンやパソコンを使う時間が長いと、首が前に出る姿勢になりがち。この姿勢は、顔のたるみを引き起こす原因になります。首と背中をまっすぐに保ち、顎を引くように意識することで、たるみを防ぐことができます。
3. 適度な運動とバランスの取れた食事
健康的な生活習慣も、顔のたるみ予防に効果的です。運動は血行を促進し、肌のターンオーバーを助けます。
また、ビタミンCやタンパク質を多く含む食事は、コラーゲンの生成をサポートし、肌のハリを保つのに役立つのおすすめです。
まとめ
顔のたるみは年齢とともに現れるものですから、トランペット筋を鍛えることで、予防、改善していきましょう。
ただし、やりすぎは禁物です!逆に皮膚が伸びてしまうことがあるそう。なんでも程々が良いですね。